ゴールドプランについて
1989年に、国は「高齢者保健福祉推進10か年戦略」を定めました。
一般にゴールドプランといわれ、高齢者の保健・福祉について
どれくらいのサービスを整えればよいかを示しています。
このなかで、正式にホームヘルパーという名称が採用されました。
この計画では全国で10万人のホームヘルパーを確保することが目標と
されました。
これを受けて、1991年から現在のような3級、2級、1級といった
段階別の研修制度が整えられ、研修の内容も全国で統一され、
体系化されるようになりました。
その後、ゴールドプランは、新ゴールドプラン、ゴールドプラン21、
と5年ごとに改定されていきます。
2004年までの目標を掲げたゴールドプラン21では、35万人の
ホームヘルパーを育成するとされていましたが、高齢化が予想以上に
進んだ今、実際は50万人規模のホームヘルパーが必要といわれています。
つまり、まだまだ現状はホームヘルパーが足りない状態です。
このようにホームヘルパーという職業が確立され、育成にもカが
入れられるなか、2000年に大きな節目が訪れます。
介護保険制度のスタートです。
それまでホームヘルパーをはじめとする介護サービスは、行政が「必要」と
判断した場合にのみ、すべて税金を使って提供されるものでした。
民間が直接提供する介護サービスもありますが、介護保険が始まる前は
利用料金を100%自己負担しなければならず、「使いたくても使えない」
という声が強まっていたのです。
これに対し、介護保険制度では、あらかじめ指定された民間事業者の
サービスを利用すれば、その料金の9割は保険から給付されます。
つまり、利用者は原則1割だけを支払えば、ホームヘルプ(訪問介護)などの
介護サービスを利用できるようになりました。